【業界トピックス】2019-09-18 (水)

住みながら耐震スリット工事ができるAWAT工法とは

【完全スリットと同等の耐震性能と評定された「AWAT工法」】


あと施工の耐震補強の方法として耐震スリットがありますが、その工法としては「完全スリット」が一般的です。ですが、ビルやマンションを利用している状態では「完全スリット」は難しく、居住中の既存の建物では工事ができません。そこで最近、注目されているのが、あと施工部分スリット工法「AWAT工法」です。この工法は居住中の建物であっても工事が可能で、部分スリットでありながら完全スリットと同等の耐震効果を得られるという一般評定(一般財団法人ベターリビング)を得ています。

【切削水の代わりに泡を使うメリット】

「あと施工部分スリット工法AWAT工法」は「完全スリット」と同等の耐震性能と評定された安心の工法ですが、重要なポイントとなるのが切削水の代わりに泡を使うことです。泡溶液タンクと圧送ポンプを組み合わせたAWAユニットを使用して、ウォールソーやコアドリルにより切断、穿孔して壁に部分スリットを形成します。


では、切削水の代わりに泡を使うことでどんなメリットがあるのでしょうか。


メリット1 泡だから水の使用量は1/10

通常、コンクリートの切削作業には、ドリルの熱による磨耗や粉塵の飛散を防ぐために、施工箇所に水を流しながら作業を行いますが、これでは汚泥水の発生などが問題となります。AWAT工法なら水を使った施工の場合のわずか1/10程度の量の泡溶液で施工が可能なので、水の使用量も大幅に抑えられます。


メリット2 汚泥水が大幅低減するので漏水も軽減

水の使用量が激減しますので、切削作業の際の汚泥水も汚水飛散や階下への漏水被害も軽減し、環境にも配慮した工法になります。さらに、必要に応じて、当社で汚泥水の処分も承ることができます。


メリット3 騒音・振動・粉塵も低減

コンクリートを切断する時の切削水は粉塵吸着や冷却の役割がありますが、泡を使っても同様の効果があります。また壁を切断する際、ウォールソーマシンにAWAブレードと組み合わせれば騒音や振動も低減されます。



【AWAT工法なら耐震補強の補助金申請も可能】

AWAT工法は袖壁、腰壁、たれ壁について、部分スリットが完全スリットと同等の耐震性能を有することが証明され、一般財団法人ベターリビングの一般評定を取得しています。評定書によって技術と効果が証明され、補助金申請の対象となりますので、民間の工事でも採用する企業様が増えています。


あと施工部分スリット工法「AWAT工法」について、十分にご理解いただけましたでしょうか。 AWAT工法は「AWAT工法研究会」が推進する耐震補強技術です。当社はAWAT工法研究会に属する施工会社として、耐震補強のご相談を承ります。

尚、当社は産業廃棄物(切断汚泥)の収集運搬業と処分業の許可を得ておりますので、汚泥水の処理にお困りでしたら、合わせてご相談ください。


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(使用した画像はAWAT工法研究会が発行するパンフレットより転載)


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