Q&A
内部探査と切断穿孔Q&A
Q放射能の心配は?
A放射能は残留することは、絶対にありません。
X線は放射線の一種ですが電気的に発生させるので、電源を切れば瞬時に消滅し、残留することはありません。 照射されたものを放射性物質に変えることはないので照射された物体・水・空気などが汚染されることは絶対にありません。 ですから、病院の胸部レントゲン検査や空港の手荷物検査などに利用されているのです。
Q撮影から現像までの時間はどのくらい?
A現場の状況により撮影時間は異なりますが、1ヵ所あたり約20~30分程度で、現像時間は、一律10~15分程度です。 尚、X線の照射時間は、コンクリートの厚さによって異なりますが、10秒~3分くらいです。(厚さ200mm以下は、10秒。)
QX線撮影するところからどれくらい離れていれば安全ですか?
A半径5m以上離れれば安全です。 労働安全衛生法(電離放射線障害防止規則)では、「立入り禁止区域」及び「管理区域」により人の出入りを制限しています。 「立入り禁止区域」とは線源より半径5mの範囲または、実効線量が1ミリシーベルト/週を超える恐れのある区域とされ、「管理区域」とは、 実効線量が1.3ミリシーベルト/3ヶ月を超える恐れのある区域と定めています。 これらは、胸部レントゲン検査で浴びる量の5~10分の1程度の量であり、指定される区域に立入らなければ全く心配いりません。
Q内部探査でX線と電磁波レーダの使い分けは?
A基本的には、X線はコンクリート内に埋設された電線管等の障害物の探査、レーダはコンクリートの配筋調査等に使用します。 コンクリートの厚さが400mm超の場合、X線による探査が不可能なため、電磁波レーダにより電線管(CD管不可)の探査をすることもありますが、 X線に比べるとかなり精度が落ちてしまいます。
QX線と電磁波レーダは、電子機器等に悪影響を及ばすことはないでしょうか?
A電子機器の信号を乱したり機器に使用されている部品類に悪影響を及ぼしたりすることはありません。 X線・レーダとも電磁波であり、電磁波によるソフトエラーは起こりません。また、磁気的な作用もないので磁気テープやディスクの内容を破壊することもありません。 写真の生フィルムはX線によって感光してしまう恐れがあります。
QX線と電磁波レーダは、どんな場所でも探査ができるのでしょうか?
Aどんな場所でもというわけにはいきませんので、遠慮なくお問い合わせ下さい。 必要に応じて現場調査(無料)及びご説明に伺います。基本的には、X線は、撮影側に発生装置(200×200×500)が設置でき、 裏側のコンクリート面にフィルム(320×280)貼り付けできれば撮影可能です。電磁波レーダは、探査面にアンテナ台車(220×160×100)を転がすことができれば探査可能です。
Q電磁波レーダのモニター画像でどのような判断ができるのですか?
A鉄筋・鉄骨等の位置とかぶり厚さ及び空洞の有無等を特定することができます。 鉄筋等の位置とかぶり厚さについては、ミリ単位と誤差で特定することができます。鉄筋径など太さは特定できませんが、 50mm以上の配管等については太いものであるということは判定できます。
Q電磁波レーダの探査データを見れば誰でも理解できるのでしょうか?
Aある程度知識と経験が必要ですので、誰でもという訳にはいきません。 探査データを見ただけでは、理解することはできませんが、当社の熟練スタッフが解かりやすくご説明させていただきますとともに、 解かりやすい報告書として提出することもできますので、必ずご理解いただけると思います。
QX線撮影をするのには何か資格が必要なのでしょうか?
A国家試験に合格して与えられる『X線作業主任者』の資格が必要です。 各現場ごとに、放射線に関する知識と技能を有するX線作業主任者を必ず選任することが義務付けられていますので、安全管理も万全です。
Q顧客や社員に対してどのような配慮や注意がなされているのでしょうか?
A当社は、ISO9001-2000を取得し『顧客第一主義』をモットーに全員一丸となって取り組んでいます。 お客様のニーズにお答えできるよう、『安全意識の高揚』・『施工技術の向上』のため、絶えず教育・訓練を行なっています。
Q騒音、振動などの心配はないのでしょうか?
A機材の設置時は多少の振動が発生しますが、切断穿孔の作業時は低騒音・無振動です。
Q埃、チリがでると思いますがどのように処理をしているのですか?
A水を使用することにより埃、チリはほとんど出ません。