みなさんは「インフラ調査士」という資格をご存知ですか?
これは国が定める基準に基づき道路の橋梁やトンネルなどを点検・診断できる技術者・技能者の資格で、点検対象によって「鋼橋」「コンクリート橋」「トンネル」「付帯施設」の4つの資格があります。
業界の方はご存知だと思いますが、公共工事に参加するためには、公的資格が求められており、様々な資格が国土交通省に登録認可されています。「インフラ調査士」も平成28年に「鋼橋」「コンクリート橋」「トンネル」の3資格が認可登録されました。さらに、平成30年2月には「付帯施設」の資格も認可登録されたのです。
このように、今、業界で注目されている「インフラ調査士」。もちろん弊社スタッフにも資格保持者がいます。このインフラ調査士の資格について書いてみたいと思います。
【受験するために必要な資格、経験は?】
インフラ調査士を受験するには以下のいずれかの資格、経験が必要です。
・3 年以上のインフラ点検実務経験者(直近 3 年間で 120 日以上)
・非破壊試験技術者資格(JIS Z 2305 資格保有者)
・NDIS 0602 非破壊検査総合管理技術者資格
・NDIS 0604 赤外線サーモグラフィ試験技術者資格
・NDIS 0605 もれ試験技術者資格
・コンクリート構造物の配筋探査技術者資格(土木)(建築)
(引用:日本非破壊検査工業会)
つまり、インフラ調査士を受験する時点で、既にある関連の資格を有し、十分な実務経験を積んでいるということになります。その上で、講習会を受講し学科試験に臨みます。学科の後、課題レポート提出や実技試験、面接もあります。
【インフラ調査士資格を持つ中央スタッフ】
弊社ではこの資格を保持しているスタッフが現在3名おります。この3名でインフラ調査士の「鋼橋」「コンクリート橋」「トンネル」「付帯施設」の全ての資格をカバーしています。
資格保持者のひとりである工事部部長 串間幸治は、もともと非破壊試験技術者資格を保持しており、実務経験も20年以上あることから、日本非破壊検査工業会が資格制度を発足してまもなくこの資格を取得いたしました。
「私はインフラ調査士の『コンクリート橋』『トンネル』の資格を持っています。インフラ調査士の講習を受講し資格を取得したことで、調査の判定基準を覚えることができました。報告書を作成する時、インフラ調査士として整合性のある判定結果を示すことができ、その結果を担保することができるわけです。また、この部分は鉄筋がなくてはいけない所なのか、なくてもいい所なのかということもアドバイスできます」(工事部部長 串間幸治)
【有資格者が各地の現場で活躍中】
現在、弊社の有資格者たちは、各地の地中探査やコンクリート内部探査などの現場で活躍中です。また維持管理点検の重要性を考え、中央ではインフラ調査士の資格取得を積極的に推進しています。
地中探査やコンクリート内部探査のご相談は、インフラ調査士がいる中央へどうぞ!
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